開発
【初心者向け】サイト制作に求められるウェブアクセシビリティとは?
ウェブアクセシビリティとは
ウェブアクセシビリティとは、年齢や身体的・精神的な条件に関わらず、より多くの方が、より多くの環境でWebサイトやアプリケーションを利用できるようにすること、または、利用できるようにするための品質基準のことです。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 視覚障がい者:スクリーンリーダーなどの支援技術を使って、ウェブサイトの内容を理解できるようにすること。
- 聴覚障がい者:音声情報をテキスト情報で提供できるようにすること。
- 運動障がい者:キーボードだけで操作できるようにすること。
- 認知障がい者:わかりやすくシンプルなデザインにすること。
- 高齢者:文字サイズを大きくしたり、読みやすいフォントを使用したりすること。
- スマートフォンユーザー:画面サイズや操作方法に合わせたデザインにすること。
ウェブアクセシビリティの重要性
ウェブアクセシビリティは、すべての人が情報やサービスに平等にアクセスできるようにするために重要です。
また、企業にとっても、以下のようなメリットがあります。
- 潜在顧客の拡大:アクセシビリティの高いウェブサイトは、より多くの人に利用されるため、潜在顧客を拡大することができます。
- ブランドイメージの向上:アクセシビリティに配慮していることは、社会的な責任を果たしている企業として、ブランドイメージの向上につながります。
- 訴訟リスクの低減:アクセシビリティが低いウェブサイトは、訴訟リスクが高くなります。
(アメリカなどではwebアクセシビリティの不備による訴訟の事例があります。)
ウェブアクセシビリティの取り組み方
ウェブアクセシビリティの取り組み方は、以下の3つのステップに分けられます。
- 現状の把握:まず、現在のウェブサイトのアクセシビリティ状況を把握する必要があります。
- 課題の特定:現状把握の結果に基づいて、課題を特定します。
- 改善:課題に対して、改善策を実施します。
具体的な改善策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 代替テキストの設置:画像や動画には、内容を説明する代替テキストを設置する。
- 音声情報のテキスト化:音声情報は、テキストで提供する。
- キーボード操作の対応:すべての機能をキーボードだけで操作できるようにする。
- 読みやすいデザイン:読みやすいフォントや配色を使用する。
- アクセシビリティガイドラインへの準拠:WCAGなどのアクセシビリティガイドラインに準拠する。
まとめ
ウェブアクセシビリティは、すべての人が情報やサービスに平等にアクセスできるために重要です。
近年では、デジタル庁が「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を示すなど、日本でもより重要度を増していると言えます。
個人のウェブサイトはもちろんですが、企業のウェブサイトでは、より積極的にアクセシビリティの取り組みを進めることで、潜在顧客の拡大、ブランドイメージの向上、訴訟リスクの低減などのメリットを得ることができます。
インターン実習生
こんにちは!合同会社グローワークスのインターン生です。ITとデザインが大好きで、皆さんと一緒に創造的なプロジェクトを進めていくことにワクワクしています!