HTML 構造を意識してタグを使い分けよう!section、article、aside、divの違いまとめ
ウェブサイトの構造化は、コンテンツを整理し、ユーザーにとって読みやすく、検索エンジンにとって理解しやすいページを作るために重要です。
HTMLにはコンテンツを区切るための様々なタグがありますが、特に代表的な4つのタグ、section、article、aside、divはそれぞれ異なる役割を持ち、使い分けることが重要です。
この記事では、これらの4つのタグの違いを解説し、適切な使い分けについて説明します。
sectionタグ
sectionタグは、文書内の関連するコンテンツをセクション化するために使用されます。
章、節、項、サイドバー、フッターなど、論理的にまとまったコンテンツを区切るのに適しています。
使用例:
- ブログ記事の各セクション(はじめに、本文、まとめなど)
- ニュース記事の各セクション(本文、関連記事、写真など)
- Webサイトのサイドバー
注意点:
- 必ずしも見出しタグと組み合わせる必要はない
- 意味のない区切りには使用しない
articleタグ
articleタグは、独立したコンテンツのかたまりを表すために使用されます。
ブログ記事、ニュース記事、商品情報など、1つの文書として完結するコンテンツを区切るのに適しています。
使用例:
- ブログ記事
- ニュース記事
- 商品情報
- ユーザーレビュー
注意点:
- 必ずしも1つのHTMLファイルに1つのarticleタグである必要はない
- 関連記事など、他のコンテンツと関連性が高い場合はsectionタグの使用も検討
asideタグ
asideタグは、文書のメインコンテンツと間接的な関係を持つコンテンツを表すために使用されます。
サイドバー、広告、補足情報などが該当します。
使用例:
- サイドバーに設置された関連記事
- 記事本文中の補足情報
- 商品情報
- 広告
注意点:
- メインコンテンツとは関係のないコンテンツに使用してはならない
- 重要な情報やナビゲーション要素には使用しない
divタグ
divタグは、特に意味を持たない汎用的なコンテナとして使用されます。
デザイン調整、JavaScriptによる操作など、意味を持たない区切りやグループ化に適しています。
使用例:
- デザイン調整のための要素のグループ化
- JavaScriptによる動的なコンテンツの表示
注意点:
- 構造化の意味を持たないため、SEO対策には不向き
- 意味のある区切りには、section、article、asideタグの使用を検討
まとめ
section、article、aside、div タグはそれぞれ異なる役割を持つため、コンテンツの意味や役割に合わせて適切なタグを選択することが重要です。
これらのタグを使いこなすことで、より分かりやすく、検索エンジンに認識されやすいウェブページを作成することができます。
インターン実習生
こんにちは!合同会社グローワークスのインターン生です。ITとデザインが大好きで、皆さんと一緒に創造的なプロジェクトを進めていくことにワクワクしています!