マーケティング

HPでの集客に活用①|顧客に行動を促すAIDMAモデルとは

「ホームページやブログを更新しても、なかなか成果に繋がらない…」
こうしたことでお悩みではありませんか?

本記事では、AIDMA [Attention → Interest → Desire → Memory → Action]という基本的な購買心理モデルをもとに、
ホームページを「見られるだけのページ」から「成果につながる入口」へと変えるための具体的なヒントをご紹介します。

目次の項目ごとにホームページやブログなどで、成果を出す構造の作り方をAIDMAに沿って解説していきます。
これを読めば、事前に「次に伝えるべきこと」「押さえるべき行動ポイント」が明確になり、サイト改善に活用できる内容となっています。

 

AIDMAは、上記のように消費者が購買に至るまでの心理プロセスを
「Attention(注意) Interest(興味) Desire(欲求) Memory(記憶) Action(行動)」
といった5段階のステージで整理した古典的モデルです。
1924年に米国で提唱され、消費者理解やマーケティング施策の骨組みとして広く活用されてきました。

AIDMAモデルのメリット

AIDMAを意識することで、以下のような利点があります。

  • 施策の流れが見える化でき、一貫したマーケティング構築として戦略的に計画・実行しやすい
  • 各ステージでのボトルネック(弱点)が明確になり、改善施策を立てやすい
  • ペルソナ設定と組み合わせることで、精度の高いターゲット施策が可能
  • データ(KPI)による効果測定・改善がしやすい
  • 顧客体験の向上にもつながる施策設計ができる

 

各ステージの意味と施策例

AIDMAの内容への理解が成果のカギを握ります。大まかに以下のポイントをチェックしましょう。

  • A-Attention(注意)
    消費者に商品やサービスの存在を認知してもらう最初の段階。主にweb広告やSEO、展示会、プレスリリースなどで訴求します。
  • I-Interest(興味)
    消費者の関心を引きつけるフェーズ。オウンドメディアやブログで、詳細な情報やレビューを提供し、関心を深化させます。
  • D-Desire(欲求)
    「欲しい」という感情を刺激する段階。特典訴求、事例紹介、ランディングページの魅力的な表現で購買意欲を高めます。
  • M-Memory(記憶)
    消費者にブランドや商品を思い出させるフェーズ。メールマーケティングやリマーケティング広告が効果的です。
  • A-Action(行動)
    購入や申し込みなど、実際の行動を促す段階。ECサイトや申し込みページのUIを簡潔にすることが重要です。

 

消費者のステージ: A I D M A
各ステージの意味: Attention
注意を引く
Interest
興味を持つ
Desire
欲求となる
Memory
記憶する
Action
行動する
 消費者の状態: ・知らない
・思い出せない
・製品の内容や特徴が分からない ・良いと思わない
・欲しいと思わない
・購入機会があっても購入意思がない
・忘れてしまう
・買うか否かを迷っている
 消費者への対応: 知名度の向上 理解の促進 評価の育成、
ニーズ喚起
購入意思の持続、
購入意図の形成
購入意欲の喚起

 

現代での課題と最新アプローチ

ここまで解説してきたAIDMAですが、現代では以下のような課題があると言われています。

  • 直線的プロセスゆえ、SNSや口コミなどの非線形行動に対応しづらい
  • 「記憶(Memory)」の測定・具体化が難しい点
  • 購入後のリピート行動を含めていない

この課題を踏まえて現代ではAISASDECAXなどの近代モデルとの併用も有効とされています。
特に有名なAISASでは「Search(検索)」や「Share(共有)」が加わっており、SNSWeb上の消費者行動に対応しています。

 

まとめ:各ステージを理解し、どのステージが改善箇所なのかを知る

AIDMAモデルは、消費者の心理プロセスを段階的に捉える強力なフレームワークであり、ホームページ制作では非常に役立ちます。
ただし、現代の複雑な消費行動を踏まえて新たに提唱されているAISASなどと併せて使用し、より実務的で成果に直結する構造を設計していきましょう。

(関連記事:HPでの集客に活用②|現代的な消費者構造AISASモデルとは)

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Groworks Inc.

ものづくりのまち燕三条にある三条ものづくり学校を拠点とし、新潟市、長岡市、燕市、柏崎市を中心に活動しているウェブサイト・ホームページ制作会社です。