HPでの集客に活用①|顧客に行動を促すAIDMAモデルとは
「ホームページやブログを更新しても、なかなか成果に繋がらない…」
こうしたことでお悩みではありませんか?
本記事では、AIDMA [Attention → Interest → Desire → Memory → Action]という基本的な購買心理モデルをもとに、
ホームページを「見られるだけのページ」から「成果につながる入口」へと変えるための具体的なヒントをご紹介します。
目次の項目ごとにホームページやブログなどで、成果を出す構造の作り方をAIDMAに沿って解説していきます。
これを読めば、事前に「次に伝えるべきこと」「押さえるべき行動ポイント」が明確になり、サイト改善に活用できる内容となっています。
AIDMAモデルとは
AIDMAモデルのメリット
AIDMAを意識することで、以下のような利点があります。
- 施策の流れが見える化でき、一貫したマーケティング構築として戦略的に計画・実行しやすい
- 各ステージでのボトルネック(弱点)が明確になり、改善施策を立てやすい
- ペルソナ設定と組み合わせることで、精度の高いターゲット施策が可能
- データ(KPI)による効果測定・改善がしやすい
- 顧客体験の向上にもつながる施策設計ができる
各ステージの意味と施策例
AIDMAの内容への理解が成果のカギを握ります。大まかに以下のポイントをチェックしましょう。
- A-Attention(注意)
消費者に商品やサービスの存在を認知してもらう最初の段階。主にweb広告やSEO、展示会、プレスリリースなどで訴求します。 - I-Interest(興味)
消費者の関心を引きつけるフェーズ。オウンドメディアやブログで、詳細な情報やレビューを提供し、関心を深化させます。 - D-Desire(欲求)
「欲しい」という感情を刺激する段階。特典訴求、事例紹介、ランディングページの魅力的な表現で購買意欲を高めます。 - M-Memory(記憶)
消費者にブランドや商品を思い出させるフェーズ。メールマーケティングやリマーケティング広告が効果的です。 - A-Action(行動)
購入や申し込みなど、実際の行動を促す段階。ECサイトや申し込みページのUIを簡潔にすることが重要です。
消費者のステージ: | A | I | D | M | A |
各ステージの意味: | Attention 注意を引く |
Interest 興味を持つ |
Desire 欲求となる |
Memory 記憶する |
Action 行動する |
消費者の状態: | ・知らない ・思い出せない |
・製品の内容や特徴が分からない | ・良いと思わない ・欲しいと思わない |
・購入機会があっても購入意思がない ・忘れてしまう |
・買うか否かを迷っている |
消費者への対応: | 知名度の向上 | 理解の促進 | 評価の育成、 ニーズ喚起 |
購入意思の持続、 購入意図の形成 |
購入意欲の喚起 |
現代での課題と最新アプローチ
ここまで解説してきたAIDMAですが、現代では以下のような課題があると言われています。
- 直線的プロセスゆえ、SNSや口コミなどの非線形行動に対応しづらい
- 「記憶(Memory)」の測定・具体化が難しい点
- 購入後のリピート行動を含めていない
この課題を踏まえて現代ではAISASやDECAXなどの近代モデルとの併用も有効とされています。
特に有名なAISASでは「Search(検索)」や「Share(共有)」が加わっており、SNSやWeb上の消費者行動に対応しています。
まとめ:各ステージを理解し、どのステージが改善箇所なのかを知る
AIDMAモデルは、消費者の心理プロセスを段階的に捉える強力なフレームワークであり、ホームページ制作では非常に役立ちます。
ただし、現代の複雑な消費行動を踏まえて新たに提唱されているAISASなどと併せて使用し、より実務的で成果に直結する構造を設計していきましょう。

Groworks Inc.
ものづくりのまち燕三条にある三条ものづくり学校を拠点とし、新潟市、長岡市、燕市、柏崎市を中心に活動しているウェブサイト・ホームページ制作会社です。